三味線の豆知識

三味線の分類

三味線の種類は流派や個人によって異なっていますが、当店では以下の基準のもとに三味線を分類しています。
ご購入の参考にご覧ください。

長唄三味線
細棹の三味線。胴は唄胴。
糸巻細口(面取)。
糸は主に一の糸15.二の糸13.三の糸13

小唄三味線
小唄といいますと演目が短く簡単なように思われますが、小唄は長唄清元などを習得した方々が最後に到達する演目な為、初めにやるには難しい技法が多く使われています。そのため三味線に使用する木材にも白檀・楓・白紅木・樫など珍しい木材が棹として使われています。胴も桑胴が多く、糸巻きなども棹の素材と同じものを張って使用しています。このように他の三味線とは異なる仕様が多いジャンルになります。

中棹(八分六厘)の三味線。胴は五厘大。
糸巻き太口(面取)
糸は一の糸16.二の糸14.三の糸13。
または一の糸17.二の糸15.三の糸13 

民謡三味線
中棹(八分六厘)の地唄式三味線。胴五厘大~二分大
糸巻太口寿六・宇柄
糸は主一の糸18.二の糸14.三の糸12。または一の糸17.二の糸15.三の糸13

地唄三味線
中棹(八分四厘~六厘)の地唄式三味線。胴が五厘大~一分五厘大
糸巻太口面取
糸は一の糸14.二の糸14.三の糸14、または一の糸15.二の糸15.三の糸15

義太夫
太棹(九分五厘)の鳩胸三味線。胴は四分大
糸巻七分宇柄
糸は一の糸75.二の糸75.三の糸75(二本取)

津軽三味線
太棹(九分四厘~一寸)の地唄式三味線。胴は四分大から五分大
糸巻七分~八分五厘 面取 宇柄面取
糸は一の糸25~30.二の糸15(テトロン).三の糸13(ナイロン・テトロン)